再 満ちてゆく

 

朝から風くんのInstagram更新の通知が届いていた。

 

いつも通りやたらと早い時間に更新されてて、また何かストーリーが更新されてるのかな?風くん夜更かしだからなぁ〜、って思ってたらまさかの新曲投下されてた。

 

やっぱり私は風くんの音楽が好きだから、新曲がリリースされることが一番嬉しい。風くんの曲がこの世にあって、それを聴けてることと同じくらい。一番嬉しい。

 

主題歌となる映画は、話題の作家のラブストーリーみたい。

世界から猫が消えたならを、もう10年も前に読んだけど、その時はその作品が面白くなさすぎて衝撃を受けた。

今まで読んできた面白かった本たちのことはほとんど覚えていないのに、その結末ががっかりだった、むしろがっかりすぎてショックだった本のほうを10年経っても未だに覚えている。

小説の中でだったら何だってできるのに、何でこんな内容なの??とか思った気がする。

もしくは、前評判の「ベストセラー」という肩書きに期待しすぎていたのかもしれない。

とはいえ、私は「ベストセラー」といわれている本をほとんど読んできていないのだから、世間のベストセラーとはもともとあまり相性が良くないのかもしれない。

 

↑上記の内容をTwitterに書きたかったのに、躊躇して、びびって、なんとも不発弾みたいな切れ味の悪いツイートをしちゃった。

何はともあれ。

 

Twitterだと、作者名やタイトルが他の人に検索されてしまうんじゃないかとか、ネガティブなことを書いてフォロワーに何か思われるんじゃないかとか気になって思い思いに書けない時がある。

その点ここは、知ってる人もいないし、誰も見てないし、いや見てる人もいるかもしれないけど、ここを見てるほとんどの人が直接は私のことを知らないんだと思うとのびのびと書ける。

 

そして映画の内容がおそらくラブストーリーなんだよねぇ。

最近の私の好きなマイエレメントやソウルフルワールドみたいな映画だったらめちゃくちゃ楽しみなのに。(なかなかないと思うけど)

 

最近の私はもう恋なんてしたくないモード。

したくないというか、なくてもいいやって思ってる。

 

なんだか恋っていうのは、期待することなんだなって最近思う。

次の展開を期待して、いつかこうなることを期待して、運命が変わることを期待して。

 

期待をしてしまう自分も嫌だし、たぶん恋の先には、私が求めるような愛はないんだと思ってしまったから。

そもそも恋なんて入り口が条件付きでしかないのに、どうやったら条件がない愛に持っていけるんだろう。

そして好かれるってことも同じく相手の期待に応えるってことなのかもしれない。

私が恋していたのは、「期待」だったのかもしれない。幻想だったのかもしれない。

期待は気体。まさに幻のようなものなんだと思う。

期待に恋してって川谷絵音が曲作りそう笑

 

いくつかの恋をして、たぶんきっとまだ恋とは何かを決めつけるには尚早な気もするけれど、初めての恋をした時も、「この人じゃなきゃダメだ」なんてことはないんだなって思ったし、その次もそのまた次も、ミルク煎餅みたいな可もなく不可もなしな、ただ味がする発泡スチロールを口にはさんでくちゃくちゃと噛んでるみたいな気分だった。

 

ソウルメイトとかツインソウルとか運命の相手とか。いるのかもしれないけど、巡り合うのは本当に本当に難しい気がしてきた。まだ今日から3年間毎日12時間勉強して東大に入ってね、って言われる方が、頑張る道筋が分かるから簡単なような気がしてきた。

 

 

本当はあの人と一緒にニュージーランドに行く予定だったのになぁ。指切りまでしたのに。

 

約束ってものは、守られたものより、守られなかったものの方がもしかしたらずっと覚えていて、永遠に近いのかもしれない。約束が永遠って、そんな意味だったら悲しすぎる。

そしてもしかしたらこの約束は消えちゃうかもしれないって思ったからこそ、指切りという目に見える形で表したかったような気もする、過去の自分は。

 

映画のコマーシャルを沈んだ気持ちで見ていて、そんな中風が全部、強がりだもんね逆張りだもんねって、澱んだ空を鮮やかなペンキで塗り直してくれる。

やっぱり好きなアーティストが風でよかったなぁ〜、今年はまだ風の曲をなんだか聴けていなかった。

今日は小正月らしい。風を聴き始めるのにぴったりの日だったんだね。

 

四月になれば彼女は

私は

 

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昨日の夜呪詛のようなブログ書いて、早朝になんだか目が覚めたとき、「あんなこと書かなくていいや」ってふと思った。

そういうふうに思う自分も実在していることも事実だけど、あえて世界中に公開しなくたっていいや、そんなことを声を大にして伝えたいわけじゃないって思った。

だからこれは「再 満ちてゆく」。

こっちの方が今の自分の素直な気持ちに近いや。