旅の間に読もうと思っていた本。
船は23時30分に消灯で電気が消され、それまでも読書灯を点けて読んでいたけど他の人に明かりが漏れているかもな…と思ってあんまり夜更かししないで寝た。
帰りは疲れもあって1頁も読まずに帰ってきた。
この本を読まないと旅を終えられない気がして、今日はずっと読んでた。
今日は12時間くらいずっと寝てて、その後3時間くらいかけてこの本を読み終わった。
旅の中で私が思ったこと。考えたこと。
この本が伝えること。
その2つがぶれていないこと、重なっていることが嬉しかった。
誰かを好きすぎて泣いてしまうことなんて、今までなかったけど
それは相手には伝わらないというか、同じように向き合っていないとこれがどんな気持ちか分からないんだろうなと思う。
愛して、愛される。
さいごまで愛を諦めないで求め続けたいと思う。
旅の中でもそう思った。
自分はどうしたいのか。何が好きで、何が素直な気持ちなのか、よく考えた。
私は愛と信頼の中で生きたいということ。
とことん自由でいたい。
制限や決まりに縛られたくない。
結婚は浮気したらいけない、っていう制限じゃない。
誰かと関係を深めていくことも。
私は隠し合いっこなしで、とことん信頼していきたいなぁ。
今日は誰々とデートに行ってくるね、って
そしたら笑顔で送り出してほしい。帰りはおかえりって暖かく迎えてほしい。
そんな事を思ったな。
船の中で夕陽に照らされる海のおもてや、夕日そのものを見ていて、ああ私はやっぱりこの人が好きだな、この人に伝えようって思った。
最近は忘れよう、離れようって少し思っていたけど、それってすごく不自然だった。
こうしなきゃいけないなんてことはないんだと思った。
自分は自分のままでいいと思った。あの人を好きになった自分も素敵だと思うから。
そしてまた旅は続いていくんだろうな。
人は変わっていくから、前は違う作品を読んでがっかりした私だったけど、今は読んで良かった
共感できる作品で、そんな自分で良かった。
愛のカケラをしっかりと大事にして、集めたいと思ったよ。
私が投げたりんごのカケラが放物線を描いて、誰かの手の内に入りますように。
誰かが受け取ったそのりんごを、またその人が投げ返して。