まもりがみ

今日葬場祭が終わって、神主さんが

じったんはこの家と親しかった人ひとりひとりの守り神になりました、って言ってた。

 

八百万の神

その中にじったんが入って、神様になった。

 

そしたらなんだかすっごく安心した。

私の大好きな神様に、じったんもなってくれたなんて。

 

神様になってじったんが家に帰ってくるのもすっごく楽しみだったし。

 

私が幼い時に亡くなったひいおばあちゃんのこと。

いつも見守ってくれてる気がしてたし、そうやって教えられてきたような気もするけど、あれは本当だったんだって思った。

やっぱり私のまもりがみとして、いてくれてたんだって。

 

今まで神道のことあまり知らなかったけど、亡くなった人は神様になるって思ったら悲しくなくていいなって思った。

 

骨を拾って、骨壺にじったんが入った。

特徴的だった耳と顎の骨がよく残ってて、嬉しかった。

頭の骨もよく残っていた。

骨はすごくしっかりしてて、ずっしり重たくしている。

骨壷はまだじんわりとあたたかい。

まだ生きている人のぬくもりを感じるみたい。

 

人の死というものは不思議なものだな。

不思議なことが起こる。

 

燃やす時が一番悲しくて一番泣いてしまった。

土曜日の夜も寝る前に1人で泣いていたけど。

 

またね、って言ったしまた会える。

お手紙も書いたし、きっと読んでくれる。

本や好きだったものも一緒に棺桶に入れてあげたんだ。

 

じったん今までありがとう。

これからもそばにいてくれたら嬉しいよ。

 

あの世ってどんなところだろう。

楽しくいてくれたら嬉しいよ。

 

御霊が穏やかでありますように。